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【R-18】嫉妬深い悪魔【藤メフィ】

こっちにあげるの忘れてた!

そのままですメフィストさんが本気で嫉妬します。
獅郎さんが他のあれ描写というか設定がありますので
おKな方だけどうぞ。

R18なのでお気をつけをー。
 夜もふけて、日付が変わろうとしている時間帯、窓から一望できるの街の灯りもすっかり落ちてすべてが眠りにつきかけたその頃。
 正十字学園の最上部に位置するメフィスト・フェレス邸の一室で、メフィストは浴衣姿で執務机の前に座っていた。
 本来ならこの時間はくつろぎながら、今日一日の報告書をぱらりぱらりとめくっている時間である。だが、今日は普段と違い、メフィストの視線はとある報告書にくぎ付けになっていた。
 それは数時間前に届けられた報告書だった。正式なものではなく、任務の経過だけを一枚の紙に簡単にタイプしたものだった。だが、その内容はメフィストの逆鱗に触れるには十分すぎるものだった。
 メフィストはその報告書を机の上において両手を合わせると目を閉じてじっと考え込む。
 全身からは今にも爆発しそうな怒気が漏れ出ていたが、まさしく嵐の前の静けさといった様子で部屋にはつかの間の静寂が満ちていた。
 だが、タイミングがいいのか悪いのか、その静寂を破るように突然部屋の扉がガンと勢いよく開かれた。
「よお、メフィスト。まだ起きてるか!」
 扉を開け放った男は、深夜には不似合いな爽やかさで入室すると片手を上げて挨拶をした。
 正十字学園の理事長で、正十字騎士團の日本支部長であるメフィストはいわばこの街の主である。その私室をノックもせずにいきなり開けて、許可もしないのにずかずか部屋に入り込み、なおかつ執務机に乗り上げてメフィストの顔を覗き込んでくる、そんな大それた行為ができる人物は、当然、ひとりしかいない。
 正十字騎士團の祓魔師中で最強と謳われる聖騎士、藤本獅郎その人である。
「夜中にわりぃな。でも、お前のことだからきっとまだ宵の口だろ」
 言葉とは裏腹に微塵も悪いとは思ってなさそうな様子で、藤本はばんばんとメフィストの肩を叩いた。おそらく他の人物であったら瞬時にメフィストに焼き殺されてもおかしくないのだが、藤本は平然とむしろ自分の来訪を歓迎しろといわんばかりの態度である。
「――――」
 藤本に肩を叩かれつつも、メフィストは先ほどから両手を重ねた上に顎をのせたまま黙っている。身動きをしないと整っている姿形はまるで人形のようなので、藤本は違和感をもったのか、じろじろとメフィストを様々な角度からながめ回した。
「んんー?どうした、機嫌悪そうだな」
 眼鏡を押し上げて、珍獣を眺めるように観察され、石のように頑なに反応をしなかったメフィストも、ついに我慢の限界がやってきて紅潮した顔で藤本を睨みつけた。
「いいかげんに、そのうっとうしい顔を近づけるのはやめなさい」
「おっ?なんだよ、話せるんじゃねーか。メドゥーサの呪いにかかっちまったのかと思ったぜ」
「むしろ私がその呪いを貴方にかけてやりたいくらいですよ」
 苦々しげにそういうとメフィストは藤本をねめつけた。
 ノックをせずに入室することも、こんな真夜中に突然来訪することも、まあいい。まだ、許す。本当は許されざることなのだが、いまさらこの男にいってもしかたない。唾棄すべきことだが、メフィストは過去自分がこの男に対してはずいぶん妥協し甘やかしてきた自覚がある。
 だが、そんなメフィストにも許せることと許せないことがある。
「・・・・・・藤本、貴方サッキュバスと交わってきましたね」
 突然、メフィストが低い、抑揚を抑えた声を出したので藤本はぎょっとなって、思わず執務机に乗り上げていた身体を引いた。
「な、なんで」
「なんでわかるのか、でしょう?そんな甘ったるい匂いを撒き散らしていたらすぐにわかりますよ」
 メフィストが藤本の身体を指差すと、藤本は途端自分の腕や身体をくんくんと犬のように嗅ぎまくる。
「っかしいなぁ。シャワー浴びてきたんだけどな」
 どうやらメフィストが言うような甘い香りを感じ取ることができないようで、藤本は首を傾げている。それもそのはず、メフィストがいっているのは人間には知覚できないような微細な匂いだ。サッキュバスとは女型の淫魔で人間を誘惑するときに甘ったるい芳香を発する。それで人間の男を引き寄せるのだ。
 そんなものに正十字騎士團の聖騎士が引っかかったとするならば、とても口外できることではない。騎士團の恥だ。日本支部を預かるメフィストとしては情けなくて涙が出る。
 それだけではなくて、メフィストは非常に個人的な怒りにも駆り立てられていたので、ここは思う存分、目の前の男を罵り上げることにした。
「変態神父」
 メフィストははき捨てるようにいう。そして、椅子から立ち上がり、目を眇めて頭ひとつ分上から藤本を見下ろした。
「神に仕える身でありながら下級悪魔と淫行にふけり、祓魔師としては、悪魔を祓う立場でありながらそれを滅することもなく欲に溺れる。さあ、二重の罪を犯した貴方を神はどう罰するのでしょうね。虚無界にでも落ちてみますか?」
 腕を組んで、藤本を蔑んだ目で睨みつけていると、当の藤本は黙って頭を垂れている。
 さすがの藤本でも少しは反省したのだろうかとメフィストが相貌を和らげたら、藤本の肩が小さく揺れていた。
「藤本?」
 訝しげに名を呼べば、顔を上げた藤本がこみ上げる笑いを隠すように口元を手で覆っている。
「いやぁ、お前、悪魔の癖にずいぶんと常識派なんだな」
 その上、結構勤勉だしなぁ、責任感も強くて、と感心したように続ける藤本に、メフィストは頭の血管が二三本切れる音を聞いた。
 だめだ、この男、まったく懲りてない。
「反省をなさい!反省を!」
「んだよ、キレんなよぅ」
 メフィストが怒鳴って、執務机の上にあった報告書をべちりと藤本の顔に貼り付ける。藤本は顔を顰めて、貼り付けられた報告書に視線をやった。
「ん?これ今日の報告書じゃねーか」
 藤本はちらりと報告書に目をやって、ほほう、と顎を撫ぜた。
「あいつ、仕事はぇえな。もう提出したのか」
 藤本は本日同行した祓魔師を思い出した。優秀で真面目な医騎士だった。今回は相棒が藤本だったせいでほとんど出番がなかったため、報告書だけでもと思ったのだろう。
「いつもああいう奴が同行してくれるとありがたいんだけどなぁ」
 のほほんと言った藤本の頭を、メフィストは藤本の手から取り上げた報告書でパシリと叩いた。
「貴方は報告書を出すのが遅すぎます。それに、命令違反が多すぎる」
 メフィストはじろりと藤本を眺め、その報告書をびりびりと破り捨てた。おいっ、と藤本が手を伸ばそうとすると、その手を掴んで捻り上げる。
「・・・・・・私は、サッキュバスを祓ってこいと命じたんですよ。それと交われとも、ましてや使い魔にしてこいとも言っていません」
 低い、地に響くような声でメフィストが言うと、藤本はさすがに気まずい様子で目線を逸らした。
「そんなことまで書いてあのかよ・・・・・・」
 真面目すぎんのも問題だ、と藤本はぶつくさ文句をたれたが、メフィストに胸倉をつかまれて慌てて訂正をした。
「いや、使い魔にはしてねぇよ。ま、してくれって頼まれたけどな。丁重にお断りしました」
 決して嘘はいってない、と両手を上げて降参ポーズをとる藤本にメフィストは疑わしげな視線を向ける。
「で、当然祓ったんでしょうね」
「うっ・・・・・・。まあ、一応な」
「なんですか、その歯切れの悪さは」
「憑依はといたんだが、まだ、消えてはなかったな・・・・・・俺が呼んだらすぐ行くから、気が変わったら呼んでねっていってたなぁ」
「ああ、そうだったんですか」
 それを聞いて、メフィストはにこり、と藤本に微笑みかけた。つられて藤本もへらっと笑い返す。が、次の瞬間、ガンッと派手な音を立てて執務机が蹴り上げられ、その笑みを凍りつかせた。
「よぉぉく、わかりました。サッキュバスに誘惑されたのではなく、貴方がサッキュバスを誘惑したと、そういうわけだったんですね」
「してねーよ!いつ、俺がそんなことしたよ。俺はちゃんと任務をこなそうとしたんだぜ。けど、あの悪魔が泣きながら『一回やらせてくれたら、おとなしく虚無界かえるから』っていうからさ。じゃあ、しょうがねえかって」
「なんで、貴方が悪魔の新手の手口に引っかかってるんですか!」
「しょうがねーだろー、めちゃめちゃいいおっぱいしてたんだよぉ・・・・・・」
 その理想のおっぱいをなつかしむように宙を仰いだ藤本の首をメフィストが締め上げる。
「ぐっ、ぐるしぃ」
「地獄に落ちろ」
 どんな上級悪魔でも怖れを抱いたことのない藤本であったが、このときだけはメフィストの殺意のこもった視線に震え上がった。
「わ、悪かった、すみ、ません、ゆるしてっ、しぬぅ」
 虫の息になって意識が遠のき始めた藤本に背中をばんばん叩かれてようやくメフィストは藤本を解放する。
「反省しましたか」
「しました。反省、しました」
「二度と、こんなことをしないと誓えますか?」
「ああ、誓うぜ。男に二言はない」
 親指を立てながらウィンクをしてみせる藤本を見て、メフィストはため息をつく。
 こんなことを言いながら、どうせ舌の根の乾かないうちからまた同じことを繰り返すのだ。それでも、ごめんなぁと両手を合わせ、メフィストに擦り寄ってくる藤本をしょうがないと許してしまう自分にこそ、メフィストは救いようのなさを感じた。
「しかたありませんね」
 腹を立てること自体ばかばかしくなってきて、メフィストは両手を広げ、肩をすくめる。
 こんなひどい男を傍においておくことをやめないのは自分だ。それは自分の責任だとしても、やはり野放しにしておくことはできない。一定のルールを守らせること。それは仕事においても遊びにおいてもメフィストにとってはとても重要なきまりごとだ。
「貴方が許しを乞うというのなら――」
 メフィストは唇の端を上げ、嫣然と微笑む。
「その約束、貴方の身体に誓ってもらいましょう」
 藤本の身体を頑丈な執務机に押し倒すとその上に覆い被さるようにしてメフィストは囁いた。





 正十字騎士團の制服である長い黒のコートの裾をはだけ、その間にうずくまるようにしゃがんだメフィストは執務机に寄りかかっている藤本を下から見上げた。
 降ってくる視線は驚きと期待と好色が入り混じっており、メフィストはその視線を浴びて身体の熱が上がっていくのを感じながら、藤本の下半身に顔をうずめた。
 チャックを下ろし、中のものを取り出す。数時間前に使用済みのそれはまだ萎えたままだ。それを大きく口を開けて呑み込む。喉の奥を使いながら、先っぽを刺激しつつ、竿の部分を舌で十分に唾液を絡める。ちゅぱちゅぱと飴を舐めるような音を立てると、藤本のペニスが次第に硬さを増してくる。メフィストは満足げに微笑むと、それから一端口を離して、藤本を仰ぎ見た。
「サッキュバスにはさせたんですか?あなたのこれ、こうやって、口にいれたり、舐めまわしたり」
 根元からねっとりと先に向かってみせつけるように舐め上げる。藤本は額に汗を浮かべて、しかめっ面でメフィストを見下ろした。
「んな・・・こと、させて、ねぇよ」
 藤本の口から吐息交じりの返事が返ってくる。メフィストはふふっと笑い声を上げて、十分な硬さと長さまで育ったそれを片手ですりあげた。
「ねえ、でも、触らせるぐらいはしたんですよねぇ。触りたがったでしょ?貴方のこれ」
 人間の男としては十分に自慢していいサイズのものを、ぺろりと舐めてまた咥える。すべてを含むには大きすぎて息苦しいぐらいだが、メフィストは深く呑み込んで頭を動かした。舌先を尖らせ、刺激を加えながら動かすと、口の中に独特の味が広がる。
「くっ――」
 メフィストは口の中に吐き出されたどろりとしたものを飲み込まずに、舌の上に乗せて藤本に見せつけた後、手の上に吐き出した。
「はやいですねぇ。昼間出してきたばっかりでしょ?」
「メフィ・・・・・・、お前な・・・っ」
 藤本は額を手で押さえてため息をつく。胸元は先ほどの射精の名残でまだ荒々しく上下していた。
「なんです?何かいいたいことでも?」
 つん、と顎先を上げて言えば、藤本はぐっと押し黙る。もちろん、今日はメフィストの方が立場は優位なのだ。文句がいえるわけもない。
 だが、いつまでも同じことをするつもりもないメフィストは、藤本の股から這い出すと、革張りのソファへ移動してころりと横になる。
 執務机に寄りかかりながら呆気にとられてこちらを見ている藤本に意味ありげな視線を送ってから、メフィストは浴衣の裾を広げ、先ほど手に出した藤本の精液を自分の性器になすりつけた。
「んっ・・・・・・あっ、あっ」
 藤本のを咥えていた時から半勃ちになっていたそれは、ぬめりを借りて擦るとあっという間に大きくなった。
「いっ・・・・・・あっ、あん・・・ぁ」
 足をソファ背もたれに掛け、股を大きく広げる。浴衣はほとんどはだけきっていて、腰紐でかろうじて留められている程度だ。
「やっ・・・ぁ・・・いっ、い・・・ぁ」
 メフィストは声をあげることを惜しまず、手をすばやく動かす。片方の空いた手は胸元の突起を探り当て、それを押しつぶすように刺激する。
「いいっ・・・、あ、あ」
「メフィスト・・・・・・」
 それをじっと見ていた藤本だったが、散々煽られた後の放置はいいかげん堪えたのだろう。メフィストの方へと近づくと、コートを脱ぎ捨てソファに乗りかかってきた。
「お前、ひとりで楽しんでんじゃねーぞ」
 不機嫌そうに藤本が言う。メフィストは閉じていた瞼を開いて、白む視界の中で藤本を捕らえると唇を横に引いて笑った。
「昼間、誰かさんが別の悪魔と楽しんでたようなので。私も別口で楽しませてもらうことにしたんです」
 その言葉に藤本は目を丸くして、それから苦笑した。
「なるほどな。そういう、仕返しか。結構、根にもつんだな」
「根に持つとは失礼な。私はただ、こうやってたのし・・・・・・んっ」
 メフィストが反論しようとしたところで、藤本のキスで塞がれた。ぐいぐいと唇を押し付けられ、遠慮なく藤本の舌が入り込んでくる。厚みのある舌がメフィストのそれと絡み合い、じくじくとした刺激を生んだ。メフィストは文句をいうのも忘れて夢中になって藤本の舌を追い、擦り合わせる。頭がボーっとしてくる頃にようやく藤本に解放された。
 ふう、と満足げな藤本をうつろな目でみると、メフィストは気になっていたことを藤本に尋ねた。
「それで、サッキュバスとキスしたんですか?」
「おい、メフィスト」
 どうにも話の流れがそこから離れない。埒があかないと思ったのか、藤本はメフィストに覆い被さって、本格的に行為を始めようとしたのだが。
「あ、胸はだめです」
 藤本がメフィストの胸の突起を口に含もうとすると、メフィストは藤本の頭を押さえてそれを阻止した。
「・・・・・・なんでだよ」
「貴方、きっとサッキュバスの胸、舐めたでしょう?なにせめちゃめちゃいいおっぱいだったということですからね。貴方が舐めずにいられるわけがない。赤ん坊のように、ちゅうちゅう吸ったんですか?そのいいおっぱいを」
 じとりとした目でメフィストは藤本を睨みつけてくる。その憐れみと蔑みが混じった何とも言えない視線を浴びて、藤本は頭をがしがしとかきむしった。
「あー!!!もう!」
 これじゃあ、やることもやれねえよ!と藤本は叫ぶ。
「お前、黙っとけよ!」
「んんんっ!」
 藤本は先ほどの戦法が有効であったことを思い出して、メフィストの口を塞いだ。持ちうるだけの技術を駆使して、メフィストを蕩けさせる。
 甘く、甘く、誘い出すように舌を絡められると、少しずつメフィストの力が抜けていく。その分、身体の熱が下肢に溜まっていくのを見計らって、藤本の手がメフィストの後孔へ伸びた。先ほど自分のペニスをいじっていただけに、そのぬめりが後ろへも伝わっていて、藤本の指をするりと呑み込む。
 くちゅくちゅと音を立ててかき回され、メフィストの身体がそのたびにびくりと跳ねた。まだ、完全には緩みきってはいなかったが、藤本は早々に自分のペニスをメフィストの中に差し込んだ。
「アッ」
 ぐっとメフィストの身体が反り返る。その腰を抱いて藤本はぐいっと奥まで己を押し込む。
「あ、あ、あっ」
 内壁がぎゅっと藤本を締め付ける。十分な準備もせずに入れられたため、痛みと圧迫感が襲ってくる。それでも、藤本がゆっくり抽送を繰り返していくうちに、慣れが勝って肉襞が藤本をぴったりと包みこみ始めた。
「ふっ……ぅん…ん、あぁ、いぁ」
「よくなりはじめたか?」
 メフィストの反応が変わってきたのを見計らって、徐々に藤本がペースを上げていく。メフィストは藤本に固定された下半身をそのままに、自由になる上半身をくねらせてその身にわきあがる快感を藤本に伝えた。
「い、いっ、あ…っ、もうっ」
「イキそうか?」
 藤本に尋ねられて、メフィストはがくがくと首を縦に振る。それを見て、藤本はさらに腰の動きを速め、メフィストを追い込もうとしたのだが、その直前メフィストがぎゅっと藤本の腕をつかんだ。
「藤本……」
「あっ?なんだよ」
 藤本も限界が近い。一端腰の動きを緩め、眉を顰めながらメフィストを見下ろすと、下から真剣な目で尋ねられた。
「……サッキュバスの中に、出してませんよね?」
「―――っ!だすか、ちくしょう!」
 ふざけんな、と思いながら藤本は腰の動きを再開する。藤本の返答を聞いて、心なしかメフィストは嬉しそうに先ほどよりもさらに激しく喘ぎ始めた。
「あ、いっ、イクッ……ふじっ、もと…なか、なかに、だして!」
 もう、最後は何が何だかわけがわからずに、藤本はメフィストの言うとおり、メフィストの中に白濁を注ぎこんだ。








 ふう、と満足げな溜息が耳元に吹き込まれて、藤本は身を起こした。
 射精した後、メフィストの上に覆いかぶさっていたのだが、身体の下でくくくっと楽しげに笑われるので何やら空恐ろしくなって思わず身体を放したのだった。
 上から見下ろすと、上目づかいで視線を送ってくるメフィストと目が合う。
「反省、しましたか?」
 メフィストは極上の笑顔で、情事の前の会話を再現する。藤本はがくりとうなだれて、今度は心底から頭を下げた。
「反省した。もう、二度としません」
 悪魔から誘惑されるにしても、目の前にいる悪魔で十分だ。こんなのがいて、他のも相手にしていたら精根尽き果てる。
「わかればいいんです」
 勝ち誇ったように言うメフィストに、反論する気にもなれず、藤本はぱたりとメフィストの前に倒れ伏したのだった。


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プロフィール

HN:
如月 ちょこ
性別:
女性
自己紹介:
■ 青の祓魔師二次創作
 テキストサイト。腐向け。
■ 雪燐中心です。
   藤メフィもあります。
■ 書店委託開始しました。
   詳細はofflineで。

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